商業施設向け売上管理AI SaaS「Zero」、事業譲渡のお知らせ

Press Release 2024年12月2日

WED株式会社（本社：東京都渋谷区、代表取締役CEO：山内奏人、以下WED）は、2024年11月1日付で商業施設向け売上管理AI SaaS「Zero（ゼロ）」を、株式会社GROWTH VERSE（本社：東京都豊島区、代表取締役CEO：渡部知博、代表取締役CTO：南野充則、以下GROWTH VERSE）に事業譲渡したことをお知らせいたします。

商業施設向け売上管理AI SaaS「Zero」について

「Zero」は、商業施設の売上管理業務をAI技術で効率化するSaaSプロダクトです。売上報告をするテナント向けアプリと、売上精査を行う管理者向けアプリの2種類を提供しています。

商業施設では、売上報告と内容精査に多大な工数と時間を要しており、業界における長年の問題となっています。当社は、このような現状に対して紙運用が根本課題であると考え、売上管理業務を電子化することを目標に、2021年より「Zero」の提供を開始しました。

アプリに不慣れな方でも簡単に操作できるようなUI/UXにこだわり、報告フローの簡易化と不要な紙の撤廃、レシートや紙のレポートを全てデータ化するなど、売上管理に関わる業務の効率化を実現することで、ディベロッパー業界に貢献しています。

事業譲渡の背景

当社が開発・運営するレシート買取アプリ「ONE（ワン）」は、2018年6月にリリースしてから、累計600万を超えるユーザーにご利用いただいています。これまでに国内最多の10億枚のレシートを買取しており、独自のOCR基盤と機械学習技術を用いて、レシート購買データを活用した多角的なソリューションを展開することで事業成長を続けています。

「Zero」は、その「ONE」で培ったOCR技術やクラウド技術を活用し、提供開始からわずか3年で大手デベロッパー様を中心に、約15,000店舗のユーザーが毎日利用するプロダクトに成長しました。

譲渡先であるGROWTH VERSEは、データ活用のプロフェッショナルとして、業界トップクラスのAI開発リソースと知見を有しています。さらに2024年5月1日には、大規模商業施設の人流分析AI SaaS「ミセシル」を事業譲受しており、デベロッパー業界のDX加速と「Zero」の非連続的な成長が見込めると確信し、事業譲渡を決断いたしました。

WED株式会社のコメント

取締役/ 既存事業管掌新井より
「Zero」の事業譲渡に際し、数多くの企業様と検討を進めた結果、事業・チームのシナジー効果が最も期待できる、GROWTH VERSEへ事業譲渡できたことを大変喜ばしく思います。

今後当社は、レシート買取アプリ「ONE」事業への経営資源の集中を図り、さらなる成長を目指してまいります。同時に、今回のご縁を活かし、GROWTH VERSEとの連携を強化することで、新たなビジネス機会を創出していきたいと考えております。「Zero」が、素晴らしいパートナーと共にさらなる発展を遂げることを心より願い、今後の活躍を期待しております。

Zero事業責任者元木より
業界トップクラスのAI開発力と、ディベロッパー業界の深い知見を持つGROWTH VERSEなら、業界のDX化を最速で実現できると考え、事業譲渡する決断に至りました。これからGROWTH VERSEと共に、「Zero」をより一層磨いていけることを大変楽しみにしています。

今後は、デベロッパー業界が抱える根本課題を解消し、業界の理想状態を1日でも早く具現化するために、GROWTH VERSEの豊富なアセットを最大限に活用し、「Zero」のプロダクトおよび事業全体の成長を加速させていきます。

株式会社GROWTH VERSEのコメント

代表取締役 CTO 南野より
AIを活用して、ディベロッパー業界が抱える課題を解消している素晴らしいサービスである「Zero」事業をWEDより譲受させていただき、大変喜ばしく思います。

今後は当社のAI構築力を生かし、売上管理AI SaaS「Zero」事業と人流分析AI SaaS「ミセシル」事業の双方で、商業施設・ディベロッパー業界のさらなるDX化に貢献していきます。また、WEDとの連携を深め、さらなる価値創造をしたいと考えております。

株式会社GROWTH VERSEについて

社名：株式会社GROWTH VERSE 代表者：代表取締役 CEO：渡部知博、代表取締役 CTO：南野充則所在地：東京都豊島区東池袋 2-60-3 グレイスロータリービル 7F 資本金：1億円設立日：2021年6月（旧スプリームシステム株式会社 2000年4月） URL：https://growth-verse.ai/